【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】
Day3. 効率の追求とスクリーニング
<大会練習開始1か月~2か月目>
先の記事で書いた、〈大会に向けた練習開始〜1か月目〉の期間では、大きくスタイルを変更せず以下の取り組みを行った。
・声掛け数を増やす
単純に回転率を上げつつ、メインのストスポットを駅など人口密度が高い所に変更
・稼働時間を増やす
本番(12時間稼働)を想定し、長時間ストを敢行
・チョク個室、ニベアスポットへの搬送
今までほぼ毎回店を挟んでいたところを、極力直ホや直パレ、人気がない場所へ連れ出す形へ変更
結果として、長時間、高回転で声掛けができるようになってきて苦手だった駅ストにも慣れ始めた。
連れ出し率は落ちたけど、意外と直個室も通るんだということに気づく。
ただ、連れ出し後の勝率が安定せず、無駄連れも多い状態。
そんな中、1番に習得すべきはスクリーニング技術だなと感じる劇的な出来事があった。
ホームで平日に出撃していた時のこと、飲み屋街をフラフラ歩いている案件を連れ出した。
年齢は30代、そこそこ酔っていて食いつきも高かったが、このあと予定があるため制限時間は30分ほどしかないという。
自分は 「エリアごと、制限時間別」 に予め連れ出し先を決めていたので、その時は最寄りのカラオケに連れ出そうとした。
が、前回の緊急事態宣言時には営業していたアテのカラオケ屋が閉業していた。
他の個室への連れ出しは時間的に厳しいので狙うとしたらニベア。
ニベアを狙う場合の運びも考えてはいたが、実際に経験したことはなく、
自分の中ではまだまだ絵空事の域を出ていない感じだった。
でも、準即に回したところであまり意味はないし、これも経験。
「10分だけあこでイチャイチャしよ」 というキモい打診で、大通りから一本外れた路地裏へ連れ出す。
キス、杯もみもノーグダで、若干グダられるも手マソをすると濡れていた。
そこで初めての渡部(トイレ即)打診。
時間までなら、とのことでこれも通る。
最寄りの多目的トイレは封鎖されていたので男子トイレへ向かい、人生で初めての渡部即を決めた。(めっちゃドキドキした)
案件の気性、高い食いつき、酔い、タイミングの良さが相まって成立した即だったと思う。
この時に改めて実感したのは、「条件の良い案件を選べば、労せず、速く、確度高く即れる」ということだった。
そして、極端な話こういう案件を探し出すのが最高効率のストであって、
これにありつくために重要なのがスクリーニング技術だと思った。
これは、前々からご指導いただいているLさんや、キャス等で勉強させていただいていたミッキーさんを始め、諸先輩方から言われてきたことだけど、自分には拘りがあって頑なにスクリーニングをかけることを避けていた。
自分は元々好きな相手が居て、その人に数年間フラレ続けたことが主なきっかけでナソパ界隈に入ってきている。
「自分のことを好きじゃない相手を魅了する力を身に着けたい」という思いが強かった。
だから、ノースクリーニングナソパで、「食いつきを上げる」には何をどう話すか、容姿をどうするか、良いノンバの醸成法、使えるルーティンを模索した。
ある程度は身になったと思うし、実際に上記の好きな人を数年ごしに落とすことはできた。
でも、とにかく即の速度と確度が求められる今、必要なのは「相手を選ぶ技術」である、ということを、実体験を伴う深い学びとして理解できたことで、ようやく即系ナソパの主要技術習得に向け、動きだせるようになった。
〈 スクリーニング技術習得に向けて 〉
スクリーニング。
辞書上の意味は、「ふるいにかけること。選抜。選別。」
ナソパにおいてのスクリーニング技術とは、「即れる案件を選別する」技術のこと。
自分自身に関わる部分で大別すると、「容姿・言動・行動」によって即れる案件を選別することになると思う。
具体的にはどうするか。
ここで主に参考にしたのは、明太子の凄腕ミッキーさん。
キャスやスペースを聞いて、ナソパにおけるセオリーを理路整然とまとめられており、説明が腹落ちすると感じられたのが彼だったからだ。
配信を聞きながらメモをとって、キャス中にコメントで質問もさせていただいた。
そうしてスクリーニングについての話をまとめたのが以下①②。
(解釈に間違いがないか、ブログに載せても良いか、についてはご本人に確認済み)
< ミッキーキャス・スペース、スクリーニングに関する話の要約 >
➀ 即れる声掛けとうまい声掛けは違う。即れる声掛けをするべき。
上手い声掛けとは、反応を取ることや会話を弾ませることに特化したもので、即りづらい案件も連れ出してしまう。
(誠実系、ネタ系など)
即れる声掛けとは、セックスへの布石が打たれたもので、即りやすい案件を連れ出せる。
(チャラ系、キチがい系など)
② 見た目はチャラい方が良い。
見た目をチャラくしてスクリーニングをかけたほうが、言葉や行動でスクリーニングをかけるよりも簡単かつ効果的。
(言葉や行動でスクリーニングをかけようとすると、スクリーニング強度が強すぎて大幅減点をくらったり、「無理にチャラさを出そうとしてる感」が出てなめられたりすることがある)
また、ストのターゲットはチャラい見た目を好む若者が主であるから。
以上。
ここから考えた実践策は以下①´②´。
➀´ 「即れる声掛け」の習得
丁寧に話しかけ、笑いを取る、もしくは興味をひきつつ、まともで価値ある人間であることをアピールする従来の「誠実寄りネタ系スタイル」から、あえて雑に、セックス打診の布石を打ちつつ破天荒な人間であることをアピールする「キチ寄りチャラ系スタイル」へ。
②´ 見た目をチャラくする
服装やアクセサリーを「遊び人」の様相へ。
これが効率的であることは明らかだった。
刺さっていない相手を、トークのおもしろみ(笑い、興味)で連れ出し、加点を稼いだり、なし崩しで即るよりも、最初から刺さっている、SEXに前向きな相手を選別し、ヤリやすい場と流れを作って即る運びに切り替える方が確実かつ迅速に即れるだろう。
ここで、気を付けなければいけない点としては、「ミッキーさんと自分とでは状態や環境に乖離があること」だと思った。
ノウハウは、「どんな人が、どんな人に向けて作ったものなのか」を理解して活用しなければならない。
中でも今回、大きなギャップとなるのは「場所」だと思った。
ミッキーさんの主たる活動場所については以下。
・ホームは福岡
・主たる遠征先は主要都市(仙台・東京・名古屋・大阪etc)
・優勝された大会の開催地は仙台
(ミッキーさんは上記都市の人口を下回るローカルでもしっかり即られてはいるが、頻繁に遠征されているわけではない)
一方で、大会の開催地は、かなり人の少ないローカル。
(先日、田舎での戦いをコンセプトに開催されたIN-1の開催県よりも、今回の大会開催地は人口が少ない)
ミッキーさんの発信されている知見は、全国の主要都市で結果を残してきたものであって、今回の大会開催地で通用するかどうかは分からなかった。
また、①´②´の実践にあたって、具体的な取り組み内容についても考えなければならない。
そこで、まずはホーム大阪であらゆるスクリーニング方法(容姿・言動・行動)を試す。
↓
ある程度それが形になったら、実際に大会開催地と大会開催地に条件の近いローカルで試してみる。
↓
開催地での試行結果を見て適宜調整を行う。という運びを採用することにした。
< 実際に試してみたスクリーニング方法とその結果 >
実際に自分が試したスクリーニング手法の狙い、試用した感想、分析について、
「言動・行動・容姿」の分類ごとに、いくつか紹介する。
(試用した場所は、ホーム大阪・京都と、遠征したローカル各地)
ー言動ー
1.「ナソパやねん」と言う
声掛けの後、自己開示のタイミングで「ナソパやねん」と言う。
➤狙い
ナソパであることを最初に提示することで、ヤるのは100ないという案件を弾く
➤試用した感想
・スクリーニングとして用を成さないことが多い
・「ナソパ」という言葉に強い拒絶感を抱く案件が多い
・使用することで自分の気持ちを上げてくれる
➤分析
・「ナソパ」という言葉の解釈の幅が広いため、「ナソパ=ヤリモク」という考えに至らない案件が多い
(ナソパ=話しかけてLゲする。お茶する。飲む。交際のきっかけにする。という思考の案件が、特にローカルでは多かった)
・「ナソパ」という言葉の印象が悪い
「ナソパについていくこと」=「はしたないこと」、「ナソパされること=「軽い女とみられている」」と考えていて、ナソパと聞いた瞬間に不快そうにする案件が一定数いる
・ナソパであることを宣言することが、自分の中の負い目をなくす。負い目の無さがリラックスを生む。正々堂々勝負しているという矜持を持てる。
それが、自分にとってはハイパフォーマンスの発揮につながる。
2.雑に声をかける。チャラ、キチガイオークをする
➤狙い
ミッキーさんの解説の通り
➤試用した感想
・オープン率は下がる
・ガンシカ、負けたときの心理的ダメージが少ない
・アプローチ中セクロス打診がしやすい
・オープンするのは下記のような案件が多くなる
食いつきが高い案件
世間知らずな案件
破天荒な案件
➤分析
・工夫を凝らした声掛け、丁寧な声掛けよりも反応は取れないが、その分、食いつきが高い案件や、トチ狂った案件が残る。
・丁寧に攻めてない分、ガンシカ、負けた時のダメージが少ない
・自他ともに、自分自身をチャラいキャラと認識してやりとりするので、打診がしやすい
・遊び相手と割り切ってもらいやすい
・比較的、彼氏候補に見られづらいのでやり捨てグダも出づらい
ー行動ー
3.案件との身体的距離をつぶす
S1GP2代目覇者の故D-rejiさんや、Lさんが使われる手法。
近場の凄腕ではせんとくんも多用しているイメージある。
案件に接近してみて、それが受け入れられるかどうかで食いつきの多寡を計りつつ、場合によってはギラに移行する
➤狙い
・食いつきの多寡を計る
・体の接近、接触でギラつく
➤結果
・使い易く、効果的だけど絶対の指標にはならない(当たり前やけど)
・接近、接触の仕方、程度によってスクリーニング強度を調整できる
・接近、接触の塩梅をミスると食いつきを下げることになる
・案件の反応から心の機微を読みとれる人でないと用をなさない場合がある
➤分析
・パーソナルスペースへの侵入を許すということは、やはり食いつきの表れであることが多いと感じた
・単純に人との距離に無頓着な案件も多い。また、食いつきがあっても、jojoで「イチャイチャはしたいけど本番は嫌」という案件等もいる。
故に、体の接近、接触が通る=セックスOKとまではならない場合も多い
・刺さってても、いきなり激しく接触することで食いつきが下がってしまう可能性がある
・接近に対して、嫌がっているのか、喜んでいるのか、なんとも思っていないのか、案件の反応から心の機微が読み取れないとスクリーニングとしての意味がない
ー容姿ー
4.チャラい服装、アクセサリーの着用
➤狙い
ミッキーさんの解説の通り
➤結果
・ローカルにおいては、その土地の状況に応じてチャラさを控えた方が良い
・チャラい服装をすることで、チャラい絡みをすることに対する抵抗感が軽減される
➤分析
・ローカルでは、声をかけた時点で警戒心を引き上げすぎてしまう場合がある
・ローカルではスト中、周りから浮いてしまう。結果、衆目を集めてしまい案件が恥ずかしがる。
・自分がチャラい行動をすることに対して抵抗感がある場合、それが軽減される
(「自分いま、キャラに合わんことしてスベってないかな、イタくないかな」という不安が多少払拭される)
以上。
最初の一か月では、抜本的なスタイルの変更はしないつもりであったけど、上記のことも踏まえて、
再度ナソパそのものについて、勉強・変革する必要性を感じ始めた。
昨年、せんとマスカットコンビとして名実ともに🐙のトップクラスタになった、せんとのトーク音声。
和やかかつチャラいトークの空気感が参考になった。
先日のIN1グランプリ準優勝のかずやさんのアドバイス。
時間にシビアな大会というフィールドでは大事なことだなと思った。
自分もじっくり話し込んで和むタイプだったので取りいれさせていただく。
この課題に取り組むにあたって、福さんのスぺ―スでは「自分のトークの無駄な部分というのは、何を以て無駄と判断すればよいのか」という質問をさせていただいた。
ご回答は、「逆に即るための最低限の会話を実践するようにしてみて、そこに足りないものを足していくのはどうか」ということ。
目からうろこだった。
そのアドバイスに付随して、ミッキーさんから「最低限の会話」のモデルとしておにぎりさん(現:モテアドバイザー赤鬼さん)のスト音声を紹介していただいた。
そして、上記1~4以外のスクリーニング技術も取り入れつつ、新スタイルの練習が始まる。
スクリーニングをかけると連れ出し率が落ちて休めないため身体的な疲労は大きくなる。
長時間のカツラ着用で頭皮が終わりだす。
毎週、大会想定での12時間ストも敢行するようになった。
スクリーニングを取り入れた練習開始直後は結果がふるわなかったものの、振り返るとこの時期はしんどくも楽しかったなと思う。
体力的にしんどかったけれども、「新しい技を身に着けることを楽しむ」「以前までのやり方でちょこちょこと即って自信を失わないようにする」「週一回はキセクとも過ごす」
主にこれらをアメにして、なんとか練習を継続した。
すると、このあたりからちょこちょことソロストで多即できるようになってくる。
ソロストのハットトリックこそないものの、コンスタントなスト即、段取りやトークの洗練、長時間ストへの慣れ。
自分の中でレベルが上がりだした実感があった。
努力が形になってきている。
そんな中、次に確かめたいことは「今の努力の方向性」だと思った。
今自分の頭はゴールに向かっているのだろうか。
力を試す、必要な修正ポイントを洗い出すべく、某日、大会開催地で予行演習を行うことを決めた。
(続く)