初めてのナソパ大会 ~師匠とのセェケスを勝ち取るために~
2021年♂月♀日
甲子園よりもアツい夏が、某ローカルに到来せんとしていた。
ナソパ大会 「 サ〇マーソクッ二2021 」
生まれて初めて参加するナソパ大会。
敬愛する師匠(性的にもw)、岩クマーさんに勝つべく、自分は半年前からこの大会に向けて熱を上げてきた。
男に目覚めてからというもの、一切合流してくれなくなってしまった師匠が、試合に勝ったらランランルー♂してくれると言うからだ。
しかし、大会数週間前、運営からDMが届く。
元々は、某地のクラスタ士郎さんが今大会を主催し、10名程度で競われる予定だった。
それがマン防等諸々の事情で取りやめ寸前になり、最終的にはその運営を別地方のクラスタまいこーさんが引き継いだとのこと。
街が渋い。メンバーが減る。
そんな状態で遠方から来るか?というご確認だった。
この半年間、他の全てを蔑ろにして大会の練習に打ち込んできた。
岩クマーさんが出る以上、欠場するわけがない。
自分は参加します。と伝え、こんな状態でも開催していただけることに感謝した。
大会前々日
仕事を早めに切り上げて、ゲイサウナと普通のマッサージで体を整える。
その後、旅ナソパ界のなお吉さん ( ミセクちくび舐め負け ※ )と、ドンリザさん( キセク )とkp。
※現在はキセク
UMAさん ( ミセク笛負け )からもラインで発破をかけてもらう。
いつものメンツとゆるーく話せて気持ちが落ち着いた。
大会前日
夕方ごろ現地入り。
駅と繁華街、それぞれ予行演習で把握したストスポットと導線の最終確認をして、ゆっくり飯を食った。
一ヶ月前から、食事についての調整も万全。
大会1週間前~3日前までは白米など炭水化物を控え、直前に高糖質の物をもりもり食べてカーボローディング(※)を行う。
※カーボローディング : 体内の糖質を意図的に枯渇させた状態から一気に高糖質の食事をとり、リバウンドを利用してエネルギーの元となる糖質を大量に体に溜め込む食事法
毎食後に胃薬兼消化酵素になる錠剤も飲んだ。
その後、大会運営をしてくださる まいこーさんと軽くスト。
マンボウの影響で参加者はほぼ全員が来られなくなり、明日は自分とクマさん、まいこーさんの三つ巴の戦いになるらしい。
こんな状態になっても、わざわざ別県から来てオモテナシしてくれたまいこーさんには本当に頭が上がらない。
街はシケ散らかしていたがソロに行かせてもらい、たまたま街のボランティア活動に参加していたお姉さんに声をかけてヒット。
チョクホをグダられるも、塀に座って話す。
某有名大卒で、地域活動に参加するような真面目な子だったが、共通点がいくつも見つかって話が盛り上がり、ホテ搬。
ベッドに座らない。
カタイアピールされるも、しっかり安心感を与えて丁寧にギラついていくと体を預けてくれた。
即。
思い返せば、この時この子を即れたのが当日にとても良い影響を及ぼしたと思う。
勢いに乗れたし、急ぎつつもしっかり手順を踏んでグダを崩す感覚を確認できた。
自分の感覚だけど、この地は即系相手でも「しっかり手順を踏む」アプローチを意識した方が良い。
日常に無いような刺激を与えつつも、安心と安全をしっかり担保する。
これを翌日も意識しようと思った。
その後はゆっくり風呂に入り、大会のために自分がやってきたことを書き連ねたブログを読み返す。
色々あったなあ。
元々、頂上決戦的なノリの大会じゃないし、何ヶ月も前から練習してるのは自分だけだった。
こんなに必死こいて練習して、ブログでわざわざその様子を発信したのに、もしあっさり負けたりしたら恥ずかしいな。
そう思ったりもしたけど、ブログに考えをまとめる中で得られた気づきがいっぱいあったし、発信したから色んな有識者から支援をしてもらえたと思う。
親が熱心だったから、幼少からスポーツや勉強ばかりさせられてたんだけど、
体格に恵まれず、要領も悪かった自分が今までの人生心掛けてきたのは「一生懸命やる」こと。
それをこの半年間貫き通せたし、明日はたとえ結果がどう転んでも後悔はない、という気持ちだった。
ちなみに、勝って岩クマーしゃんとの初夜になった場合に備え、勝負下着も購入していた。
激烈に可愛い下着。
これもまた、この上ないクオリティの物を用意できたと思う。
心、技、体、下着、全て万全の状態。
最後にアミノバイタルゴールドを飲んで、就寝した。
大会当日
参加者全員で早い時間に昼食をとって、その後は軽食とゼリーのみ。
当日は、駅と繁華街にホテルを1つずつとっていたので、繁華街から駅に移動し駅側のホテルにもチェックインした。
お菓子、酒、連れ込み用のギミックを用意する。
このあたりの準備は、IN-1準優勝のカズヤさんに倣った。
思い返せば、大会に取り組む姿勢などはカズヤさんが良いモデルになったなと思う。
かずやさん ( ミセク )
IN-1グランプリ準優勝。
界隈トップクラスの性欲を誇り、就活時にはオナニーへの拘りを語ってAVメーカーから内定を得た猛者。
自分と合流した際にもその性欲を爆発させ、「東北寒いでしょ^^」と言いながら路上でギラついてきたが、ニベア目前で目の前を女性が通りかかり、そちらを追いかけていってくれたおかげで何とか難を逃れた。
公園に集合して、運営のまいこーさんから改めてルール説明をしていただく。
【大会ルール】
日時:某日 15:30~0:00
場所:さ〇ま市内
・男即は禁止
・スト値加点などは無しの単純な即数勝負
・オフライン(スト・箱・店内ナソパ)即のみ
・コンビはありだけど、くるくる、乱、パスは無し
・即数が同数の場合は、“最後の即”の時間が早い方が勝利
(例:1位が3即タイなら“3即目”の時間が早い方の勝利)
・23:45〜0:00の間に連れ出したら、その人は00:15まで大会時間延長
・トラブルは自己責任
・パワギラ、マネギラ禁止
・時間外にバンゲした案件へのブメ、アポ禁止
以上。
もともと、即については自己申告制だったが、これに加えて自分は「エビデンスの提出」を願い出た。
声掛け~即までの音声などを運営に提出する。
正々堂々やるという決意表明だった。
説明が終わり、時間まで今日の作戦を改めて確認し直す。
自分は今回、場所・服装・戦法について、下記のような計画を立てた。
【場所】
駅と繁華街の両方にホテルがあり、日中は駅、状況を見つつ繁華街へ移動する。
下図のような計画を立てた。
(街の構造が大会開催地に近い、宮崎の街を例にあげて図解する)
狭いローカルの繁華街、10人くらいでストろうものなら確実に街はレッドオーシャン化すると思われたので、他のメンバーを出し抜くために駅にホテルをとっていた。
牡蠣大会、貴虎くんがこの戦法で優勝していたからだ。
貴虎くん ( ミセク Dキス負け )
牡蠣県大会2019優勝。
中四国若手No1の天才。
自分に対して異様なまでの執着を抱いており、セクハラ行為を繰り返す。
「メ、メンタルさん、そ、そんなに胸おっきかったら夏場とか蒸れて大変ですねぇひひw」が口癖。
牡蠣でコンビ即を成した時は連れ出し中、王様ゲームにかこつけて俺の唇を狙ってきた。
今回、参加者が減ってレッドオーシャン化する心配は無くなったけど、下見時に駅側の方が人が多かったこと、日差しを避けて空調のきいた屋内でストれることから、効率と体力温存の点で日中は駅、夜は繁華街でストることにする。
暑い日だった。
カンカン照りで、最高気温は34℃だったはず。
地下街のない街でやった予行演習で1度熱中症にやられており、この街も同様の構造だったので、その点も加味しての判断。
【服装】
服装とメイクを、駅と繁華街で使い分ける。
前半、駅では前回の予行演習で結果を出した、シンプルな服装にナチュラルメイク。
後半、繁華街では夜系に寄せた、癖の強い系統特化の服とメイク。
これは、下記の理由から。
〈前半:駅〉
・繁華街ほど案件の系統(夜系、OL系等)が偏っていないので、特定の層に対策の的を絞りづらい
・癖の強い身なりだと極端に浮いてしまう
・前半からガンシカ、塩対応が多いと調子がノリにくくなる
〈後半:繁華街〉
・夜系が多く、動向が読みやすい。また、他の参加者が夜系をそこまで得意としていないので、夜系に特化するのが効果的と思われる
・最もアツい時間帯なのでチャラい格好でスクリーニングを強めて即れる案件に時間を使う
でかおちゃんがIN-1で優勝した時、服装でセルフイメージが上がるのはその服を買った当日だ。だから新しい服を当日に買った。
と言っていたが、自分は心配性なので、服に関しては練習で成果を上げたものを着るようにして、
アクセサリーとカバン(ハイブラ)、下着を新調し、当日身に着けるようにした。
でかをちゃん ( キセク )
IN-1グランプリ優勝。
ノンケながら、顔立ち、服装ともコチラの界隈に寄せているフシがある。
サウナでゲイと居合わせ際には割とノリノリでハッテン行為に及んだワンパクボーイ♂。
彼女いない歴=年齢であることを前面に出しているが、彼氏は途絶えたことがないのではないか。
本当はメンタルとも福音したがっているのではないかという噂がまことしやかに囁かれている。
乱○パーティ中、勃起したまま立ちつくしていたデカヲちゃんに俺がケツから突っ込んでいき晴れてキセクに。
初のハイブラバッグは、触れたときに手が震えた。
【戦法】
その他の戦法については、現地での予行演習前にのんちゃまさんや、某講師の方から頂いた⇓のアドバイスを取り入れた。
「連れ出すかどうかの判断についてはシステムを組んでそれに従い、スクリーニング強度の塩梅については現地での試行結果を見て決めてはどうか」
(直ホが通らなければ放流する。直ホがグダでもスクリーニングAが通れば連れ出す等、事前にルールを決めておく)
これに基づいて決めたシステムの内、大きなルールが下記。
・連れ出し先は極力ホテル。妥協してもベンチ和みまで(店には入らない)
・直ホが通らずベンチ等に連れ出す場合、和み中にスクリーニングをかける。スクリーニングを通らなければ放流
時と場合と相手によっては、もちろん臨機応変に対応する場面も出てくるだろうけど、基本的にはこのルールに則り勝負をかけると決めた。
のんちゃまさん ( ミセク テント内ローションプレイ負け )
TNー1グランプリ優勝。
この年のTN-1は全国のトップクラスタが出そろっており、事実上の競技ナソパ頂上決戦の様相を呈していた。
その実力と、数々の講習実績に裏打ちされた指導力は本物で、
大会参加にあたっていただいたアドバイスは本当にクリティカルなものばかりだった。
そんなのんちゃまさんが代表を務めるのんちゃま一門では、男だらけのスキー遠征などを開催している。
以上が自分の作戦だった。
開始まで残り5分。
最後にクマさんの前に立って握手を求めたが、拒否される。
師匠は勝負師の顔になっていた。
自分を1人の敵として認めてくれている気がして嬉しかったが、シンプルにホモとの握手が嫌だったという説もある。
頭を女ナソパのモードに切り替えると、脳裏に思い浮かんできたのはこれまでのこと。
競技ナソパに臨むべく、根本から自分のストを見直した探求の日々。
界隈の第一線で活躍する凄腕達からいただいた教え。
なかなか結果が出ず、歯を食いしばってローラーし続けたの駅ホーム。
弾丸即、多即のメソッドが定着し、メキメキと上達した時の興奮。
10回以上に及ぶ12時間の大会予行演習。
全県制覇した10日間の過疎地ノック。
初めてソロストでハットトリックを決めたときは涙が出た。
成し遂げたことの根底には師匠の教えがあったと言える。
その教えを、憧れを、のり超えてまた一つ自己実現を成したい。
そんな思いを胸に、15:30 戦いの火蓋が切って落とされた。
15:30 大会開始
クマさんはアイスを食べながらリラックスして余裕の歩み。
自分はクマさんの前方にいる案件に被せるようにして声かけローラーしながらバス停に走る。
逆3、オープンするも予定あるから〜と断られ。
ソロ、塩対応。
バスに乗って駅へ。
水分補給しつつ、駅につくまでの10分ちょっとですら焦燥感に駆られた。
降りてすぐさま、駅近くの商店街前で声かけ、オープン、少し和むもダメ。
ローラーしながら思ったのは練習との違い。
声が上ずる。距離感がおかしくなる。
これが本番のプレッシャーか。
一旦落ち着いてフォームと声量を調整。
ゆるーく動き、丁寧に数声。
ビル前、歯医者に行く前の子に連続で声をかけるも今から歯の治療だから皆無理とのこと。
麻酔きいてるから治療後も遊べないとのことでブメも投げられず。
歯科医院前はストに向かないので皆覚えておいてほしい。
やはり駅側は繁華街よりも人の数自体は多く、その後も何人かぽんぽんと声をかけていくが、連れ出せない。
そうこうしているうちに、16:20 クマさんがホテ搬。
焦りでブーストがかかる。
商業施設の中へ。
数は多くないし、反応もやや渋めだが、数声して16:30、ラフな格好の可愛い子がオープン。
メ「まって?!おねえさん、身長一緒くらいちゃう?!」
👩「え、ああそうですねww何なんですか??」
メ「いや、そういうナソパやねん。新しいやろ?」
👩「新しい〜(^^)」
案件が笑顔でパチパチと拍手した。
可愛いすぎて草。
自然に話しながら並行でデパートを歩く。
嫌がる素振りはない。
そのまま話しつつ歩いた。
この辺でのデートスポットの話から、恋バナをすると彼氏はいないとのこと。
メ「じゃあ今日は俺が彼氏ね」
👩「うん^^」
めっちゃええ子。
しかし、ローカルでこの感じは純真すぎて即れない天然地雷パターンな気はした。
コンビニでアイス買お。と言うと通る。
近くのベンチへ。
案件は19歳で生粋の地元っ子。
しばらく彼氏はいないとのことで、今後の恋愛運見るわとかいいながら手相手合わせ、軽いスクリーニングもかねてマッサージ。
抵抗は一切ない。距離が近い。
ナソパの話から、ええなと思って声掛けてん。ちょっと二人だけで口説かせて、と言いながらホテル打診。
顔を見る。笑顔で通る。
16:44 ホテ搬。
部屋の中に入ると表情がカタくなったが、イチャつく限り抵抗はない。
首を舐めると声が漏れ、もろた!と思い手を胸へ。
案件の顔がハッとなる。
「帰る!!(^^)」
笑顔のまま爆速で荷物を身につけ始め、あまりのスピードにたじろぎつつ粘るも負け。
放流。
ラインを見るとクマさんもjojo負けしていて胸をなでおろす。
が、16:50 まいこーさんが連れ出し、17:30にはホテ搬。
その後、すぐに続いてクマさんもホテ搬。
回転が速い。あっちの方がアツイのだろうか。
繁華街のほうでやった方が良いか?
そんな思いがよぎりつつローラーを続けているうちに、
17:51 クマさんが即って最速即を決める。
送られてきた写真にクマさんのティムポがちょっとだけ写っており、焦燥感とムラムラで更にメンタル錯乱。
こういう作戦か❤💢💦
気合を入れるべく、ここで1回目のカフェインと謎のお薬を摂取。
「あ、ああ…(ブルブル」
頭が冴え、疲労が飛ぶ。
18時過ぎ、駅前で歩いていた若い子に声掛け。
感触は悪くない。話すうちにそこそこ盛り上がって、アイスを食べる運びに。
少ししか時間がないというので急ぎ足でコンビニへ。
20分ほどしかないというが、延長できるだろうか。
ホテル前まで行き、ベンチで和む。
内心ガッツポーズするも、マスクがずれると、どえらいロリフェイスが見えた。
まさかミテコ…
懸念を抱えつつ歳を聞く。
肌キレイやなー!何歳なん?
17です!
頭を抱える。
しかし、このあたりからかたさも取れてきていて、なんだが即れそうな感じがした。
いけるか、しかし、、、されど、、、、、
大会慣れしてるクマさんはもう即子を放流してガンガンストっているだろう。
とにかく1即決めたい。
ぐぬぬぬぬぬぬぬ………♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀
Lさんからのラインが頭に浮かんだので、あっ!ちょっと用事あるん忘れてた!とか言いながら放流。
痛いな~と思いながらラインを見ると、まいこーさんも即っていた。
うっっっっっわ!!!
もうパニック。
ここで1つ、事前準備の抜かりに気付く。
予行演習では競合がいなかったから、突き放された時の焦燥感が無かった。
駅の出口にいる可愛いこ。遮二無二粘ってみるもまけ。
精神性のベタつく汗が額に流れているのを感じた。
動きが浮ついて、ただでさえ目立つ駅ナカで悪目立ちする。
いったんここで足を止め、ベンチに腰掛けて落ち着くようにした。
予行演習の時、こんな動きはしなかったはずだ。
数ヶ月前、現地での予行演習を思い出す。
自然な動きで人の波に乗り、改札前→商業施設→施設の周りと流れ続ける。
一週目の巡行が終わる頃、柱にもたれていた長身の子に声かけ。
ゆっくり、自然に話す。
良い感じにオープンして、会話が弾んだ。
連れ出しこそならなかったものの、そこで調子を取り戻し、気持ちが切り替わる。
焦っても良いことはないし、練習通りやれば大丈夫。
普段の練習が気持ちに落ち着きを取り戻させた。
ブメをほぼ投げられなかったのは誤算だが、18:20ごろ繁華街へ向かう。
バスの中でカロリーメイトを食べ、水を飲む。
繁華街のホテルに入り、2着目の服装に着替えた。
Lさんと協議を重ねさせていただき、これで勝負すると決めた、系統特化の勝負服だ。
この服で他のメンバーとの差別化を図り、真っ向から競り勝つ。
Lさん ( ミセク )
駆け出しの頃からお世話になっている自分のメンター的存在。
ファッションについての造詣が深く、界隈屈指の実力者。
あまり大っぴらにはなっていないが、界隈のスタープレイヤーを何人も育て上げた名伯楽でもある。
自分にも他人にも厳しい方で、もし俺がホモ絡みしたら容赦なく500万円請求してくるらしいので変なことは書かないでおく。
軽く臭いケアして汗も拭き、気を引き締めて街に出た。
19時過ぎ、繁華街のアーケードを歩いていた長身の子に声かけ。
オープン。和やかに対応していただく。
メ「お姉さん、この辺の人?」
👩「はい」
メ「仕事で来てて明日帰るんで、何か爪痕残したいなと思って△△美人に絡みにきた」
👩「そうなんだ(笑)ごめんなさいね何もないでしょ」
メ「いやあええとこやよ。お姉さんがおるし」
👩「ありがとうございます(笑)」
聞くと、仕事終わりのアパレル店員で帰宅中とのこと。
少しお付き合いいただけるとのことでコンビニへ。
アイスを選びながら、あっ関西土産のプリンとかもあるねんけどいらん?とチョクホの布石を打つ。
👩「いや、いらないいらない(笑)」
ホテ搬の意図を見破られたのか早めのブロックをくらう。
しかし、ローカルではチョクホが無理でも1箇所挟んで和めばいけるパターンも多い。
今回自分は、「チョクホが通らなくても路上つれが通るようならトライする」と決めていたので、飲み物を買って塀に座って話す。
現地の名物を食べた話や関西の話。
飲み物に口をつけるタイミングで向こうがマスクを外す。
少し年上なのが分かった。
👩「今日薄化粧だから恥ずかしいって」
メ「いやあ俺、素朴なテイストが好きやから」
年齢的にも気性的にもカタそうな感じがしたが、食いつきは無いではなさそう。
👩「声かけられたとき急に現れたけど、どこいたんですか?」
メ「近く歩いてて、ええなと思ったから追っかけてん。たまにはこういうのもええやろ、夏やし」
👩「まあw」
メ「夏やし最近恋してる?」
👩「今してなくて〜。そっち恋多そうやな(笑)」
メ「相手おらんときは色んな子と気軽に遊ぶようにしてるわ。特に今は夏やし」
海外の離婚率低いのも、外人は色んな人と積極的に遊ぶから異性との付き合い上手なるからやしなーとかそんな話をして、共感も得られる。
あと、年齢の話になったので、上にサバをよんで適当に3○歳と言うと偶然にも案件と同い年であることが判明して盛り上がった。
そこから、年齢的に結婚考えるよねって話から、婚約が破綻してから遊び回ってる開示。
空気が変わる。
ボディタッチ等も通り、真っ向から、二人だけの場所で口説かせてと頼んでホテ搬打診。
👩「ホテルにはいかん(笑)」
渋られる。
メ「嫌がることはせん」
👩「だめだよ(笑)」
メ「ほな歩こー」
さっと引いて和み直す。
少し歩きながら、向こうが時間を気にし出した。
おそるおそる聞く。
メ「あとどれくらいやったらおれる?」
👩「1時間くらいしか無理!」
余裕でわろた。
メ「30分でええよ。あんな、もし嫌がることしたら通報してくれてもいい。いこや」
手を引いてホテ打診。
通って、ホテルのエントランスを抜け、部屋に入る。
まだやや警戒の色が見える。スリッパをすすめるも履いてくれない。
恋バナから、ジャンさんに繰り出した香水ギラ。
香水をつけあって首の匂いを嗅ぎながら首なめ。
拒否はなく、電気を消して、
即。19:46。
後から分かったが、実はアパレルではなく水の民やったらしい。
カズヤさんから教えられていた放流ルーティンを使い、なるべく丁寧に対応しつつも迅速に放流。
ツイッターでも報告してすぐ、ラインをいただく。
これで全員が1即タイ。
ここからや。と思った矢先。
20:37 まいこーさんが2即目。
これで、1位の即数が2即タイの場合、2即目の最速即者が優勝になるので、勝つにはハットトリックを決めるしかなくなった。
以前この地で行った予行演習での結果は2即。
以前ならここからさらに2即は無理やと思ってたやろうけど、今は違う。
成し遂げた経験があるからだ。
ちなみに会話のくだりはクマさんが使ってたセリフのパクリ。
研鑽の日々が自分を奮い立たせる。
焦りはなかった。
スキップしながら、街を徘徊。
わりとすぐにスラッとした派手な髪色の子を発見し、声かけ。
ガンシカモードに入りかけるも、案件が一瞬こちらを向くと表情が変わった。オープンする。
メ「△△っていうナソパやねん」
👩「w」
メ「関西から来てさ」
👩「えっ!私も関西いたよ!」
メ「まじで!まあちょっと喋ろや」
コンビニ打診すると通る。
酒を買って退店。
どこ座ろうか、となったところでホテル前を通り、しれっとホテ打診。
メ「ここ泊まってるから中で飲もか」
👩「いかん!(笑)」
メ「じゃあ公園いこー」
粘らず、さらっと話を変えて歩く。
近くの公園に座り身の上話。
女の子の格好はラフで、スッピンやけど可愛い。
話すと、少し前まで某所の一等地にあるラウンジで働いていたと言う。
ラウンジ嬢には苦手意識があった。
夜に寄せると決めてから、自分の即子の約半分が夜になったけど、その内訳を見るとガルバやデリ嬢、コンカフェ系が多い。
ただミラクルだったのは、自分が少し働いていた夜の店と、彼女の働いていた店が近かったことだった。
同感だしこの案件についてはそこがバッチリだった。
お互いが働いていた地の話、客の愚痴、破天荒な話で会話が盛り上がる。
最低限の安全は担保する人格であることを会話の随所にちりばめた。
イケる空気が漂い始めた。
メ「二人だけの場所で口説かせて」
👩「ん〜」
メ「まあ、嫌やったら帰ってええよ」
歩き出すとついて来て、ホテ搬。
ベッドに腰掛け、携帯を触りだす女の子。
👩「呼び出しかかるかも」
メ「こっちで抱えてる客?」
👩「うん」
少し巻きでギラつくことにした。
近くに寄ると距離をとられる。
👩「私今汗臭いから!」
メ「香水ふってる?」
👩「ふってない」
メ「これあれやなフェロモン的なやつやな、あーええ匂いええ匂い」
ちょっと強めに抱きしめていく。
👩「も〜〇〇おる奴の感じだわw」
ネコ撫声で「やめろ〜w」しか言わないし顔は笑ってるのでイケるやつと思いながら抱きしめにいくが、まあまあ強めの力で止められる。
👩「もーむり!w汗!臭い!w」
メ「じゃあメンズビオレのボディシートあげるから」
👩「もらうわ」
もらうんかい、と思いつつ体ふくの待ってから電気消して押し倒し、キス、杯もみ、手魔ん、即。
21:14。
暴発してしまいシャセイ。
急ぐまでもなく秒でセエケスを終了し、同僚から連絡が来た体にして街へ。
即後に軽く話を聞くに、色々とラッキーが重なって成った即だったと思う。
いつもならナソパはシカトするけど、服装や雰囲気で昔を思い出し反応してしまったこと、
会う予定だった客からの呼び出しが被らなかったこと、
お互いの働いていた夜の店が近く、良い和みに繋がったこと、
その他諸々の幸運があった。
時刻は 21:30。
3即目を決めないと優勝はない。
2回目のカフェイン、謎のお薬を摂取し、ギアを上げる。
「あ、ああ…(ブルブルブルブル)」
街は人もまばらだったが、案件が視界にいない範囲は走り、全拾いの勢いで声をかけていく。
街は渋いけど体が軽い。
12時間ストで培われた心身のスタミナ
当日までのコンディション作り
前半に温存した体力
謎のお薬
全てが相まって成された好調状態だった。
22:00前
走り回り、街の外れの方でコンビニ前にいた子を発見。
声掛け、オープン。
メ「仕事でここおるねんけど、△△最後の思い出作りに△△美人と絡みたいなーみたいなノリ」
👩「どこの人ですか??」
メ「関西!明日帰るから今しか△△を楽しむ時間ないねん」
👩「うーん明日がすごく早くて」
メ「店とかはいいし、そこで水だけ飲むんだけ付き合ってや」
ゆるく誘うとついて来たので目の前にあったコンビニイン。
飲み物を買って外へ。歩きながらしれっとホテル方向へ。
メ「プリン好き?」
👩「大好物です!」
メ「じゃあ関西土産のプリン食べよ。近くに置いてるし」
👩「いいんですか!」
ひとまずついてくる。
そこから、仕事でここに来た話などをしていると急に彼女が立ち止まった。
👩「親が早く帰って来いって言ってるんですよね。こっち行くと遠くなるなと思って」
メ「まあ秒でつくから」
👩「いつまでいるんですか。別の日とかは」
メ「もう明日帰るねんよ」
でもーと渋る。
メ「分かったじゃあタク代出す!お願い!仕事終わるの遅かったから、これだけが俺の思い出作りなんよ」
15分だけ!と言い、かろうじて耐えた。
そこからも、身分などをしっかり聞かれたり、明日の用事がいかに大事か説かれたり、コロナに対する懸念を言われたりしたけど、距離や挙動などから食いついは随所にみられる。
この子に懸けようと思った。
急ぎ目に歩いてホテルへ。
エレベーター内で、「部屋でどうするつもりですかー?」と聞いてくる。
が、顔を見ると笑顔だった。
これはいけるやろ!
「どうもこうも、俺チャライの無理やで何もせんとってや!」とチョけて和む。
部屋イン。
横並びでベッドに腰掛ける。
👩「こんなことになるとは(笑)」
メ「初めて?」
👩「ううん。ついてったことある」
メ「そん時どうやったん?」
👩「拒否しました(笑) 1回目でそういうことはしないです」
メ「そっかぁ。まあ、ヤるヤらんやなしに、ドキドキすんのはめっちゃええアンチエイジングやから」
ハグする。
👩「あードキドキしますね(笑)」
メ「よう言うわ」
キス。通る。
👩「だめ」
距離を取られる。
抱きしめて普通の会話をしながら、首と耳に吐息をあてつつ背、腰と撫でていき、胸を触る。
下に触ろうとするとグダ。
リーセグダ。
メ「じゃあせんとこ」
一旦上に攻め手をもどして。攻めながら服を脱ぎつつ脱がす。
裸になった。
押し倒してキス。
でも、どうしても下に触らせてくれない。
メ「シャワー浴びる?」
👩「ううん。また今度にしよ」
メ「今日しかないねん。」
重なりながら、パッションを示し続けた。
色んな部位を攻める。
この間、時間にして約10分程度だったが、とても長い時間に感じられた。
インサートの許可が下りない。
たのむ、、、ここを逃すとほんまにしんどい。
祈るような気持で、体を動かし続けた。
引いて和み直す。不機嫌な感じを出して突き放す。色々な手が頭に浮かんだがこのまま突っ切ることにする。
最後は熱意!就活と一緒や!!!!
抱きたい。めっちゃええなと思ってる
今日逃したら次会えるかわからへん
なお断られるけど押す。気持ちと言葉で。
「今日はしない今日はしない!!!」
「今日やる今日やる!!!」
意地と意地のぶつかりあい。これはもはや口説きではなかった。
話しながらギラつき倒す。
ここを制せられるかどうかで、大会の勝敗が決するだろう。
瀬戸際にいる感覚があった。
これがまた良いなと思う。
追い込まれてひりついて、巻き返してカチ上がる。
興奮していた。万能感が沸いた。
頭が冴えて口がよく回り、目や表情、自分の全身がイキイキとしてるのが分かる。
その勢いをそのまま女の子にぶつけた。
すこし相手が昂ぶっているのを感じる。
背、腰、唇、杯、背、首、唇…
触ってもいいところを辛抱強くひたすら攻めて、
22:03 ちょっとだけ入れるな、でチョン即が成った。
ただちに報告。
ラインを開くと、大会用のグループトークに未読バッジが溜まっていた。
指が震える。
このタイミングでもし俺より早い3即目の報告があれば相当厳しい展開になる。
グループトークを開く。
3即目の報告は…
なし!!!
内心ここで8割方勝ちを確信。
満面の笑みでうち震える。
「こいつ先っぽちょっと入っただけでどんだけ喜ぶねん」という顔の案件を尻目に服を着た。
向こうも急いでるので、すぐホテルを出てタクシー乗り場まで歩く。
引くほど感謝の意を伝えながら歩いていると、案件が寄り添ってきた。
手を繋いで歩きながら、同じ構図で女の子と歩いているクマさんとすれ違う。
案件をタクシーに乗せてからすぐ街へ。
歩くも、ストリートは枯れていた。
でも動く。最後まで全力を尽くしたかった。
また声掛けしてすぐ案件がついてきて、面白いように連れ出しが決まる。
チョクホするもこれは早々に破綻。
でも、かつてないほどの“波”を感じていた。
歩いていると、さっき連れていた子といるクマさんを発見。
解散しそうなムードが漂っていた。
後ろをつけて、2人が立ち止まったところで近くの電柱の陰に隠れる。
ハグして、笑顔でクマさんが案件を放流した1秒後
シャッッッッ!!と物陰から飛び出して声かけ。
オープン。和む。連れ出し打診。
通る!w
そのままコンビニでアイスを買ってお散歩。
歩いてる時、携帯の画面にクマさんからの「ハイエナすなww」というラインが見えた。
師匠の手から奪った案件の手を引いて、笑顔で夜の街を歩く。
案件は、怪しむ様子も嫌がる様子もなく楽しそうについて来てくれた。
それは、さっきまでのクマさんのナソパが楽しかったからだろう。
俺もクマさんのナソパが好きだ。
女の子への礼を欠かさず、オーラに溢れ、力強く、面白い。
そんな理想への憧れ。
そして、ブログやキャスでいただいた感動と興奮が自分を動かす原動力でした。
すごい!こんな風になりたい!
そう思い続けてきた憧れと対等に肩を並べて試合ができている喜びを、アモッグしながら噛みしめていたことを覚えています。
女の子を連れ、ホテ前へ行ってしれっと打診。通らない。
近くの物陰へ。
残り30分、ニベア狙いで音速のギラつきを展開する
メ「たまにはええんちゃう?夏やし」
👩「ちょっと😅」
メ「でも夏やしなあ。ええやん夏くらいは」
夏ラッシュかますも負け。
負けたと報告すると
『ざまあwww』
とラインが来た。
残り20分。
コンビニ内で見つけた子に声かけ。
やんわり拒否。
公園へ向かう道すがら友達と解散したての子、和みながら歩いてコンビニ前で水のも打診通る。
すぐさまラインで報告。
15分の時間延長が認められる。
コンビニ内では結局お互い飲み物持ってるやんってことでそれ飲むことに。
残り20分。飲みながら駐車場にいき、まあまあ暗めだったのでハグ等試みるも、人見てる!と言われてさすがに引き下がる。
確認すると、思ったよりもがっつり凝視されててワロタ。
いったん解散の運びにする。
メ「じゃあ帰るわありがとー」
👩「はーいw」
女の子が乗車したタイミングで、しれっと車に乗り込もうとする。
👩「何してん何してんw」
メ「あかんか」
やんわり粘るも、しっかり目に断られて負け。
気づけば時刻は0時。
歩きながら試合終了の通知を受け、半年間にわたる長い長い挑戦が終了した。
皆でラーメンとチャーハンを買い、スト師らしく路上で食べる。
優勝した。と、いうことは。
上目遣いで岩クマーさんににじり寄り、チラチラと顔を見る。
メ「あ、あにょお…そのぉ…(もじもじ)」
岩「(渋い顔をする)」
メ「ぼ、ぼくと…セ、セェケス…」
岩「俺オッケーしてへんやろ!」
メ「え?!!!」
そんなはずはない。ちゃんと本人とやりとりをして取り付けた約束だ。
ラインを見返す。
??
あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに断られていた。びっくりした。
その後はキャスでガヤガヤと喋る。
旅の話、大会の話、ナソパの話、顔を突き合わせるのが久々だったから本当に色々な話をした。
昔話もしながら、俺が1番聞きたかったことを聞く。
「講習当時から見て自分どうですか」
クマさんはダルそうな感じで、
「まあ、うまなったんちゃう」
と言った。
思わず目頭が熱くなってしまう。ちんちんも。
クマさん
ほんまは、どれだけ好きな人でも無理やりホモセなんかしたいと思ってません
ただ、ちゃんと本気でぶつかってもろて、上手なったなって褒めて欲しかっただけなんです
最後に握手。
今度は拒否されないが、ハグは普通に断られる。
お2人に深々と頭を下げ、一生の思い出に残る夏が終了した。
興奮冷めやらず一人で街を歩いていると、大会終了のツイートを見た皆からラインが届いている。
それを見ながら、また頭を下げたい気持ちになった。
この半年間、思い返すと真っ先に浮かぶのは、喜ばしいシーンではありません。
12時間ぶっ通しでストって1即も決められずトボトボと帰る惨めな自分の姿です。
渋さと寂しさに打ちひしがれながら完ソロでローラーを続けた時のしんどさです。
足の豆が潰れ、町中で揉めて囲まれた時の痛みです。
何度も心身共に参ってしまったけど継続できたのは、周りの支えがあったからでした。
のんちゃまさんが親身になって大会のアドバイスをくれた海の帰り道。
いつも愛ある指導と叱責をくださるLさんと過ごした梅田の夜。
ミッキーさんから競技ストの最先端技術を教わり、何回も試して、上手く行った時の感動。
励まし合いながら過疎地を巡った旅ナソパ界の面々や、Twitterで頂いた応援。
そんな数々の綺麗な思い出と皆さんの気持ちが、自分をストリートに繋ぎ止めてくれました。
大会が終わって、大きな活動の目標がなくなってしまったけど、
今後もクマさんの後を追い、自分も47都道府県制覇という爪痕を界隈に残したいと思っています。
そして願わくば、そんな自分の発信から学んで、昔の自分と同じように界隈で自己実現を成す後輩が出てきてくれたら嬉しい。
【サ○マーソクッニ2021】
8時間半
声かけ 63
バンゲ 4
連れ出し 7
即 女3
優勝
(終)