ヤギ一味 ドラフト制チームナンパ大会
「岩クマーしゃん、会いたい…しくしく…そろそろ会いたい…しくしく」
≪ヤギ一味ドラフト制チームナンパ大会≫
初めてのナソパ大会 ~師匠とのセェケスを勝ち取るために~
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】 Day4. スト値上げと大会予行演習
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】
Day4. スト値上げと大会予行演習<大会練習開始2か月~3か月目>
〈大会に向けた練習開始1か月目〜2ヶ月目〉の期間では、凄腕達からスクリーニング技術を学び、その実践と分析を行った。
結果、勝てる案件に時間を使えるようになり、Day2で書いた弾丸即への段取りも洗練され、出撃時の即率、即数が伸びる。
今まではほぼ無かったソロストの多即ができるようになってきた。
レベルアップを実感する中で、次にやるべきは今のやり方が大会開催地で通用するのかどうかの確認作業だと考え、現地での予行演習を企画する。
今回は、その大会予行演習+演習に向けたスト値上げ等の事前準備について書こうと思う。
〈 スト値上げについて 〉
自分には、初期の頃からメンターとして常々アドバイスをいただいている方がいる。
某ローカルクラスタのLさん。
たくさんいたフォロワーを整理して鍵垢にしたため今の界隈で目立たれてはいないが、
ベテランで界隈の凄腕との交流も深く、特にファッションについての造詣が深い。
現界隈でもトップクラスの実力者。故ソラさんや、中四国若手No1と言わしめた貴虎くんの師匠でもある。
駆け出し~歴2年目くらいの頃、無系統でちんちくりんの格好をしていた自分の、現行の系統寄せとファッションを確立させた方。
(服装についてはもはや勧めていただいたものをほぼそのまま着てる)
毎度シーズンの変わり目には新規購入するファッションのアドバイスをLさんから頂いており、今回は大会に向けて改めてスト値上げの協議を重ねさせて頂いた。
予行演習前には対面で身なりを見ながらのファッションアドバイスやストの指導もいただき、
演習日に勧めてていただいた服装、メイク等を数種類用意して現地で色々と試してみる。という形をとることにした。
あとは、当日に起こるイレギュラーを想定して準備をするようアドバイスをいただく。
(雨天時のストスポット、導線を考える等)
開催地へは、過去2回遠征しており、男女ともに制覇済み。
しかし、今回はコロナによる時短営業期間の真っ最中で、街の様相も前回とは異なる。
以前使用したホテルや連れ出し先を確認しつつ、現行のやり方を加味した上で、以前にはなかった導線のパターンも考える。
化粧上手なキセク(男女)達からメイクの指導も受け、2021年夏某日、予行演習地へと旅立った。
【予行演習1日目】
夕方に現地着。
現地は、ターミナル駅と繁華街が離れている街で、自分は今回2日間を使って、
駅と繁華街、それぞれ1泊ずつ滞在してストることにした。
1日目は駅。
ここへ来ると毎回繁華街でやるため、駅側でのストは初めてだった。
ホテルにチェックインして身支度を整え、16時に演習開始。
服装はLさんからの提案に基づき3パターン持ってきていた。
1着目は少し攻めたファッションを着用。
ホテルから出て、テンポよく声をかけながら、目星をつけていたスポット、連れ出し先の位置を確認する。
コロナ渦ながら、ターミナル駅というだけあって、駅ナカの一番大きな改札の前は多くの人が往来していた。
ここがメインスポットになると思われる。
想像よりも人の流れは多いが、狭い駅かつベンチが多いため、目立った動きをすると衆目が集まってしまう。
人の流れに乗りながら、フッと群集から飛び出た案件、群集の中で近距離に人がいない案件に声をかけ、ダメならそのまま足を止めず商業施設へ。
改札前→商業施設→施設の周り→改札前と、できるだけ一か所に留まらず流れ続けた。
オープン率はほぼ100%だけど、連れ出せない時間が続く。
18時ごろ、商業施設でガシャポンを見ていた20代OLをカフェつれ。
自己開示、身の上話などはカフェへの道中で済ませていたので入店後早々に恋バナ。
彼氏アリ、結婚適齢期で生粋のローカル育ちながらも昔は遊んでいたようで、食いつきも無いではないようだった。
まぁまぁ自分が性に奔放であることをアピるエピソードトークをしながら横並びのカウンターでボディタッチするが感触は悪くない。
まだ仕上がってる様子はなかったけど、今回はとにかくたくさんシュートを打ちたかったので、入店後30分ほどでカフェを出てすぐ近くにある滞在先のホテルへ。
けっこう布石は打ってたのに「部屋はいるの!?」と、驚いた顔をしていたのが印象的だった。
いかんせんローカルなので、遊んでる子でもストナンからのワンナイトは馴染みがないようだ。
少し粘るも負け。
しばらく流すも振るわず、気分を変えがてら服装2パターン目を着用。
カジュアルで無害感のあるやつ。
20時過ぎごろ、現地クラスタが来て下さったためご挨拶。気を遣っていただき、数分話してまたストへ。
繁華街なら良い時間だが、駅周辺にはあまり飲んでいる様子の案件は見受けられなかった。
21時ごろ、学生っぽい子に声を掛ける。
ここは若者みんなどこで遊んでるん?と間接法気味の声掛けから、30分だけならとのことで、関西土産食べよでチョクホ。
すぐ土産を出しながら、マスクがない方が可愛い。方言がめっちゃ好きなどと言いながら巻きでやんわりとギラつきだす。
距離を詰める。やや身がまえる案件。
メ「嫌?」
案件「嫌ではないけど」
くらいついていくも、昨日ええ感じの人とヤッたから間に合ってる。まじで時間ないとのことで帰られる。
30分くらいだけど時間を無駄にしてしまった。
無害そうな格好と間接法の声掛けをしているにも関わらず、疲れてとにかく連れ出したいという気持ちからスクリーニングを怠ったことが災いした。
21:30 焦りながら街再イン。
そっこーで可愛らしい20代中盤を連れ出した。
程よく酔っている。
しかも、用事のため今日はこの辺りにホテルをとっているという!
明るく、飲み打診すると「行きますかぁ!」とついてきた!
コンビニに行く!酒を買う!
手をひいてホテルへ!
そのまま無言でロビーを通過して、るんるんでエレベーター前にたどり着くも後ろを向くと案件がいない!
引き返すと案件がロビーに立ち尽くしていた。
「いや、部屋はいかんわ」
顔色が一気に変わり帰られる。
上げて落とされた分落胆もひとしおだった。
ワンクッションベンチ和みとか入れても良かったなと反省。
3パターン目、いつもの勝負服に着替える。
死んだ顔で再イン。
22:30 可愛い学生をつれ。自分から「そりゃ遊びたいお年頃だよ!」とか言うも、もう上げて落とされるパターンが身に染みてるため期待はしない。
少し時間を使ってもいいかと思い、コンビニから人気の少ないところにあったベンチに座って苦手な酒を飲む。
しっかり目に和んでギラついていくもやはりホテ半はグダ。
最近彼氏ができて今は一筋とのこと。はいはい。
1時間ほど使うも負け。
もし次会った時フリーだったら遊ぼうねと約束して解散。
駅に戻り、食パンかじりながら改札前で張る。
キャスをつけながらひたすら徘徊
帰宅中のOL風おねえさん。
警戒心を解きながら10分ほど平行トーク。
ノリの良さ、明らかに彼氏がいるもののそれを濁す会話運びから食いつきを感じる。
しかし、どうしてもすぐ帰らないといけないし、最終的には彼氏が待ってると明言されて負け。
駅に戻って声掛け、浪人生と言われたので、受験期のエピソードとか就職の話で盛り上がる。
ジュースを買って、ホテ前で和んでから打診するも負け。
しばらく徘徊するも案件は通らず。
目が腫れてきてコンタクトがつけてられなくなったので、捨て鉢になってメガネに。
コンビニに向かって徘徊していると、駅ビルのベンチにホームレスが続々と集結していた。
その中に女の案件を発見してすぐさま声掛け。ホームレスからの視線が半端ないけど気にしてられなかった。
まあまあ酔ってた上に結構年配ながらも、酔い覚ましに水買おうというと、ついてきてくれる。
コンビニに向かう道中で和みながらホテルでプリンたべよ打診。通る。
ホテ搬してすぐぎらついて、ノーグダ即。
今までの苦労はなんだったのか。
29歳って言われたけど、明らかに見た目がもっと年配やし、押し倒した時の
「若いことしてるなあ」
という発言からサバ読みを確信。
で、でも、即れて良かったです(^^;
4時までにやるも特に何も起こらず一日目は終了。
16時→4時
12時間1即
【2日目】
この日は場所を変えて繁華街にホテルをとる。
16-4時のスケジュールで予行演習開始。
こちらはコロナの影響が如実に出ていた。
前回来たときよりも明らかに人が少ない。
しかし街に出てすぐ、ドンキ前で声掛けた子を運良く連れ出す。
ノリと勢いでいきすぎて気づかなかったけどマスクを外すとめちゃくちゃ若い。
年を聞くと高校生だったので放流。
18時前、商店街で可愛い感じの子を連れ出す。
職業を聞くと看護師!向こうからの質問も多く、遊ぼうと言うとノリ良く快諾!
ほどよくチャラそうで食いつきもそこそこありそう!
直ホ!通る!
ハグ!キス!ドンドンぎらつくも負け!
もはや慣れたので淡々と再び街へ。
用事で来ていた現地クラスタの皆さんに挨拶させていただく。
渋い時間が続いた。
21時すぎごろ、街のはずれの駐車場付近で、車に乗る所だったJDに声掛け
反応が渋いも、15分でええから!と粘ると連れ出しを了承。
ジュースを買い、ホテルへ搬送。
反応的にくいつきもあまりなさそうだが、時間がないので速攻でぎらつくと意外にもノーグダで即。
セケスもほどほどに服を着て街再イン。
ここで、用事があって来ていた、九州クラスタのまいこーさんと初合流KP。
話しながら少し休憩していると目の前を二人組が通る。
ま「あれ行きましょか」
とのことで追いかける。
まいこーさんと俺の関係性の設定とか段取りを何も打ち合わせてないものの、自然と息が合い、
まいこーさんがガンガン行って、俺が少しアシストする形で押引き繰り返してそのまま居酒屋へ。
しかし満員。
これは好機ととらえて、自分がコンビニで酒を買ってのホテ飲みを提案して通る。
自然と2:2で話す形になり、まいこーさんが気を遣って案件と二人で買い出しへ出てくれた。
メンタル担当子をメン子、まいこーさん担当子をまい子とする。
短期決戦を考えていたので急いでぎらつくも、ガチのjojoグダを崩せず、いったん即はあきらめてまいこーさんのサポートへ。
メン子とホテルのロビーへ移り、まいこーさんにホテルの部屋を明け渡す。
しばらく担当にご飯をおごったり恋バナしたりしながら過ごす。
物分かりが良い子で、自分はやれないけど、まい子がする分には邪魔しないとのことで、
30分ほど経ってからまいこーさんにラインで状況確認。
「まい子を家に連れ帰ることができれば即れる」との返信。
頓着しているようなので、メン子を少しロビーに待たせ、状況を動かすため許可をもらって部屋へ。
酔っぱらったまいこーさん、まい子を前に少し3人で話す。
まあまあの食いつきを感じたため、まいこーさんに少しロビーへ行ってもらう。
巻きでぎらつくもグダ。
しかし、くいつきあっての今日はやらないグダっぽかったので、少しだけ不機嫌な雰囲気を出す。
メ「すんの嫌なん?」
まい子「うーん、キスとかはしたい」
メ「いや、もうええよ。帰ろか。メン子またせてるし」
まい子「…」
帰宅を促して部屋を出て、フロアのエレベータ前へ。
顔を見る。後悔の色が見えた。
肩を抱く。
メ「今日しかないやんか。部屋もどろ」
まい子「…うん」
そっこーで部屋に戻って即。
ほぼワンピスですぐさま、まいこーさんに連絡して、部屋に来たまいこーさんと入れ替わる。
自分はロビーに戻ってメン子に待たせてしまった謝罪をした後、まいこーさん達が下りてくるのを待つが、一向に現れない。
ラインをすると、やはり自宅でないと即づらいとのことで、まい子を連れて帰宅したという。
若干びっくりしつつも、メン子が許してくれたため、メン子を放流して再びストへ。
この時点で0時すぎ。町はこざっぱりしていた。
現地クラスタと合流してストりつつ、1時過ぎごろ、ソロの夜職っぽい子を連れ。
案件がいないため、ノースクリーニングで近くの飯屋へ。
案件はアラツ―の夜職。
夜の仕事自体はそこそこ長いもののあまり擦れてる様子もなく、かわいらしい地方の女の子という感じだった。
この後予定があると言うが、数時間は暇とのことで、これに掛けることにする。
自分も夜をしていたこと、恋バナ、ネタトーク下トークで1時間弱じっくり和み、店を出る。
飯と酒がまあまあ高くついたが仕方ない。
ウブなネンネじゃあるまいし、チャラさは出している。
無言でホテルへ。エレベーターに乗り込むも、案件がついてきていない!
またやん!と思いつつ、ホテ前で立ち尽くしている案件を誘うも、ホテルはいかないとのこと。
疲れもあって冷静に口説きを展開できずグダグダの空気になり、別の場所なら良いよと言われたものの損切りして放流。
この時点で2時前。残り2時間。
3時ごろ、仕事終わりの夜職に声掛け、路上のみ打診が通り、コンビニで酒を買って飲む。
さあどうするか、と考えていると案件の携帯に着信があり、仕事にもどらないといけないとのことで解散。
これはかなりこたえた。
その後、現地クラスタと街を徘徊し、公園のあたりでコンビニ声掛け。
現地クラスタの方が固い方をひきつけてくれるも帰るグダ崩せず、少し路上ギラして終了。
枯れた街でキャスを付けながら徘徊するもほぼ案件の姿は無し。
4時ごろ、12時間2即で、2日目の予行演習が終了した。
街の情報を提供し、ストに付き合ってくださった現地クラスタの皆さん、用あって来ていたまいこーさん、ありがとうございました。
時短明けまで待とうかとも思ったが、やって良かったと思う。
コロナ禍、このレベルのローカルで2即なら勝てるラインだろう。
現地クラスタの方々と一緒にへたり込んでしまうほど疲弊しながら、確かな成長を実感していた。
(続く)
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】 Day3. 効率の追求とスクリーニング <大会練習開始1か月~2か月目>
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】 Day3. 効率の追求とスクリーニング
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】
< ミッキーキャス・スペース、スクリーニングに関する話の要約 >
< 実際に試してみたスクリーニング方法とその結果 >
ー言動ー
ー行動ー
ー容姿ー
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】 DAY1.大会参加のきっかけと、現状と展望 DAY1. 大会参加のきっかけと現状と展望
※2021年6月上旬にNOTEで公開した記事の転載です
【初のナソパ大会に向けて ~師匠とのセックスを勝ち取るために~】 DAY1.大会参加のきっかけと、現状と展望
Ⅰ.大会参加のきっかけ
Ⅱ.自分の現状について(大会参加表明時)
Ⅲ.大会に向けた準備について
Ⅳ.最後に
Ⅰ.大会参加のきっかけ
Ⅱ.自分の現状(大会参加表明時)
Ⅲ.大会に向けた準備について
Ⅳ.最後に
鳥取県遠征 山陰の底
【鳥取県 山陰の底】
鳥取県。
2020年全国人口ランキングではドンケツの47位。
人口減少が進んでおり、県内最大の繁華街であるはずの鳥取駅周辺も人はまばらだった。
岩クマーさんの「47都道府県ナンパやりやすさランキング」では43位。
連休最終日かつ到着が19時ごろだったため街に人がおらず、
改札前に何時間も張り込んでは電車から降りてきた客をひたすらつけ回して通報されかけ、
最終的には深夜に正体不明の怪しい外人(男)の家にヨネって掘られてケツが裂けるという地獄の沙汰だった。
わざわざ金を払って遠路はるばるナンパをしに来るような土地ではない。
しかし、この面タルーには夢がある。47都道府県性覇という夢が。
今回は、旅ナンパ界の同士UMAさんと同行し、二人で京都から車を飛ばして3時間、クソ遠征地へと到着した。
準備をしているUMAさんを宿に残し、ソロで17時頃街にイン。
まずはホテルから駅まで、商店街を通ってサージングしながら徘徊する。
鳥取駅前商店街
人おらん過ぎて笑った。
ただ、ぽつぽつと遠目に人影は見えるし、連休最終日の米子よりはるかにましだと感じる。
段々と駅までの距離が縮まる中、だだっ広い道を一人で歩く案件に声を掛けた。
景気付けにテンション高くいくも、やや怖がられたためすぐ放流。
このレベルの田舎になると、知らない人が話しかけてくること自体にとても強い恐怖や警戒を抱くのだ。
善意につけこむ道聞きナンパはよくないけれども、できるだけ間接的な声掛けに修正することを心掛ける。
鳥取駅。
駅中に商店が少しあって、そこに若干の人の流れがある。
なんとはなしに佐賀駅を思い出していた。
駅中、駅から出てすぐのところにいたソロ案件に数人いくも、用事があったり怖がられたりで連れ出しもならず。
しんどくなって商店街にもどり、すなば珈琲前で店内を凝視していた美女に声掛け。
「気になりますよね、鳥取にしかないんでしょここ」
キャリーバッグをひいているので旅行者と踏んでの第一声。
しかし、こちらを向いた女性の顔は険しく、警戒心がありありと表れていた。
「え、はあ。なんですか?」
「和歌山から仕事で来てるんやけど完全ノープランで町出てきて暇してて、すなば珈琲気になってたから来てん。お姉さんも県外の人ちゃうん?」
「そうです」
「どっからきたん?」
「そんなに遠くないとこです。彼氏に会いに来ました」
態度は冷淡そのものだった。
声掛け時以降、目を合わせてもくれない。
若干食い下がるも、まじで迷惑そうだったのでこの子も早めに放流。
飲み物を飲みつつ、あからさまに意気消沈しながら商店街を進んだ。
こんな対応、大阪などでは日常茶飯事。でも大阪にはたくさんの人がいる。
反応辛いのか人少ないんかどっちかにせえと思いつつ商店街を何周もして、
いよいよカラオケ屋のキャッチから声を掛けられなくなった時、前方からふらふら歩く若い案件を発見した。
すかさず声掛け、オープン。
「なにかお困りですか?」と言わんばかりの顔で、案件がずいっと近寄ってくる。
距離が近い。
ストーリーを話す。
仕事で来たこと、やることがなくて2時間徘徊していること、お姉さんの雰囲気が抜群にグっときていること。そんなお姉さんと鳥取梨サワーを飲みたいこと。
間接法で、このあたりの土地の事を聞きながら小ボケを飛ばしつつ和み、やんわりと打診するも、反応は微妙で、この後すぐに予定があるとのことで連れ出しは通らず。
最後にダメ元でブーメランだけ投げてバイバイ。
その後、駅近くで逆3に声掛け、爆和み、三人で飲み屋街へ歩き出し、しれっと一緒に入店しようとするも負け。
この時点でめちゃくちゃ帰りたくなってくるが、「飲みに来ているコンビ案件」を発見でき、やや希望を持てた。
その後なかなか案件にもありつけず、既にインしていたUMAさんと合流する。
二人で、どえらいとこ来てもたなーと話しつつデュアルソロ、コンビで声掛け。
飲み屋街の方へ。
二組ほど話しかけるも振るわず。
徘徊していると、明らかに鳥取では浮いてしまうようなギャルコンビを発見した。
硬くは無さそうなギャル。
しかしただのギャルではなく、奇抜な感じで苦手な雰囲気だった。
選んでられないのでノー地蔵でいく。
俺が前衛で、すっとギャルの横に寄り、目を合わせ、驚いた顔をする。
メン「お姉さん、身長一緒くらいちゃう?!」
ギャル「ほんとだ(笑)」
ギャル系夜系は田舎とかでもネタ系のオープナーにのっかってくれやすい。
UMAさんも加わってええ感じに和み、そのままほぼノーグダで飲み屋へ。
話をしていると二人とも彼氏はおらず、結構遊んでそう。
案件をトリコA、Bとする。
最初の和みの段階から感じてたけど、この子らノリが若いし癖がものすごい強い。
トリコBには、しょっちゅう遊んでる男がいるそうだが、トリコAはその男を良く思っておらず、A子からつるむのをやめろと言われている。
A「ブスやし○○だしクソ野郎!」
メン「そんなん言いなや!Bちゃん的にはええ奴なんやろ??」
B「いや、ゲロブスだし性格も悪いよ」
メン「???」
俺がA、UMAさんがBを担当しながら1:1トークにもっていこうとするが、ブス男の話が蒸し返されるたびに女子同士で盛り上がってしまう。
加えて、俺がA子にまったくハマらず一切仕上がらない。
正直放流したかったが、ここは超のつくローカル。
この案件を放流したら、次の案件にありつけず終わる可能性も十分ある。
損切は存在せず、苦手な層でも戦わないといけない。
ないない尽くしの超ローカルでは、来た奴を倒すしかないのだ。
ここで、流れを変えるためにゲームをはさむ。
UMAさんが店員を呼びつけ、大量のイェーガーが卓に並んだ。
4人でじゃんけんし、負けた者が飲むか、3人からの質問を受ける。
何回か勝負を繰り返し、酒をすすめながら案件の情報をさぐっていく。
UMA「最後にヤったのいつ?」
トリコB「1年前。まじでヤるん好きじゃない」
という質問で、意外にも二人ともセックスがあまり好きではないとのことが分かり、不穏な空気が流れた。
二人に対して投げた、俺らどっちがタイプ?という質問にも、そもそもタイプじゃないとのこと。
こ、これは…と思ったが、なんやかんやでUMAさんと担当の方はぼちぼち良さそうな雰囲気。
セパに徹すると腹をくくり、ほどほどに酒が入った頃合いをみてA子に「ちょっとだけ二人にしてあげよう」と提案し、店を出る。
一応、どこかで飲みなおしてワンチャンを狙おうとするも、
「二人にしてあげられたらいいんでしょ?私つれ近くにいるから拾ってもらって帰るね」
とのことで帰宅される。
刺さってなさ過ぎてわろてまうが、好都合ではあるので、再びサージングに移った。
すると、UMAさんから諸事情あって案件を放流した連絡と共に万単位の額が書かれたレシートの写真が届いて激萎え。
(UMAさんが多めに払ってくれた)
合致して再度、飲み屋街を回るが、とにかく人がいない。
全国人口ランキング最下位を舐めていたなーと思いながら横を見ると、
ラーメン欲にとりつかれたUMAさんがうわごとのように「ラーメン…ラーメン」とつぶやく。
やはり鳥取にGTは存在しないのか、と時計を見るとまだ21時すぎだったわろた。
人はかなりはけてしまったが、諦めるには早すぎる。
UMAさんがまたラーメン…とつぶやいたタイミングで、
「もうラーメンくいましょう!」
ということになり、UMAさんに注文をお願いして自分はソロと逆3狙いのサージングを続行。
1組だけ声をかけるも、まったく振るわず、そうこうしてるうちに着丼の連絡がきたので、休憩をとってちょっと回復してから街に繰り出した。
不毛な時間が過ぎていく。
途中、UMAさんがクラブ(と呼べるほどのものではないけど)の前で受付をしていた案件と曝和みしてバンゲ。ブメを飛ばす。
岩クマーブログにも登場した伝説のクラブ「DNA」
岩クマーさんが即子を連れ出した、伝説のカラオケ「スパイラル」
また人のいない道を徘徊。
ダメ元で既声に再度声をかけるも避けられ、酒を持って歩いている外国人の案件に「チアーズ☆」と絡むも、半笑いでスルー。
コンビニ前に居た男の集団から「ナンパやん(笑)」と言われ、嘲笑されているのが分かった。
ここで、一旦UMAさんが休憩されるとのことで、解散しソロになる。
飲み物を買って塀に腰かけて一休みしてまた歩き出す。
無人の野を延々と徘徊する、地獄の消耗戦が始まった。
ソロで駅前にはりついた方が良かったかな、途中連出したギャルに食い下がるべきだったかな。
孤独と疲労で、ネガティブな考えばかりが浮かぶ。
加えて身を切るような寒さ。
季節は冬で、道中にはうっすらと雪も積もっていた。
歩くのも億劫になって塀に座り込んだり歩いたり、岩クマーさんのブログを読み返したりしながらサージングを続ける。
ローカルでいつも自分が繰り返すルーティン。
どんなに過疎でも、辛くても、「ここで即を成し遂げた人がいる。」という事実が自分を奮い立たせてくれた。
逆に、先駆者のいない中で一人孤独に歩き続けた旅ナンパ師達はどんな気分だったんだろう、と思う。
ローカルストの雄、Lさんはブログでおっしゃっていた。
『自分のホームでそうだったんだけど、自分の知る限り誰一人即った形跡のない街で前代未聞の挑戦をするってのは相当しんどかった』
当時、鳥取で即を成したスト師はいなかっただろう。
内心、本当にできるのか、という迷いは晴れなかったはずだ。
それに比べれば自分はなんて楽な旅路か。
道標となる岩クマーさんのブログがあり、旅ナソパのノウハウもあり、同行者もいる。
やれるぞ。と自分を鼓舞して、また徘徊を続けた。
駅近くの商店街に入り、往復を続けて30分くらい経っただろうか。
田舎には似つかわしくない派手な格好の若カワ案件を発見した。
「お姉さん、この辺が鳥取で一番の繁華街なんやんねー」
「はい、まあ…そうですね(笑)」
「和歌山から来たんやけど、この時間は何したらええんこれ(笑)」
「今からですか…うーん(笑)」
話すと、案件は鳥取生まれ梨園育ち、砂場にいるやつ大体友達の鳥取子だった。
水の民で、今日は仕事終わりで帰宅中だったという。
終電無し。カワめ。ほどよく遊んでそう。
これはとりたい!
飲みマインドっぽい感じだったので居酒屋へ連れ出し打診、通る。
かろうじてドリンクオーダーだけ受け付けていた店へイン。
マスクを外す、可愛い。
可愛くなくても喜んでいくけれども。
数ヶ月程度、こっそり夜職をしていた経験があったので、それを盛りつつフル動員し、なんとか盛り上がりを獲得する。
そこから、ローカルの夜の街の事情を聞きつつ、色々なしがらみがあって存分に遊べていない旨を聞く。
これはアツイ…!と思った瞬間、机上の携帯が震えた。
通知を見ると夕方にブメを投げた案件。
さっと携帯をしまって、ひとまずは会話を続行する。
少ししてトイレにいき、ブメ案件のメッセージを開封した。
『まだいます?お酒飲みて、どうひよ。』
というメッセージ。学もあって丁寧な対応をする子だったのにこの文面。
酔っているのが分かった。
まだ用事は終わっていないが、今なら少し抜けられるという。
めっちゃ悩んだ。
連出し案件は気質的にカタくはなさそうで、夜職終わりなので酒は入っているがあからさまには仕上がっていない。盛り上がり的にはそこそこ。終電無し。
ブメ案件はいかにもカタそうで、帰りの次第が分からないが、わざわざブメを返してくれていて、酔いは深め。
話しかけた時は向こうから距離をつめてきて、距離感は近かった。
食いつきあるように見えるけど、経験上このムーブって即には直結しないイメージなんだよな。
ブメ案件に行くなら急がないといけない。
案件のメッセージ的にすぐ行かないと回収し損ねる可能性が大きかった。
悩んで、席に戻る。
一言二言話して、ちょうどグラスが空いたタイミングで退店。
話の続きをしながらホテルの近くへ。
「さっき言うてたプリン、箱であるねんか。食べにこうへん?」
「どこにあるの?」
「ここ。他の荷物と一緒においてるんよ」
「ホテルだったらいかない!もうちょっとお店とかで飲もうよ?」
ここまでの流れとこの対応的に食いつきはありそう…
しかし、ホテ打診を断られたら切ると決めていたので解散し、急いでブメ案件のいる場所へ向かう。
ブメ案件は、正直数分しか話してないし、食いつきサイン的には微妙なところだと思う。
でも、なんとなく行けそうな気がした。
ストをしていると、こういうことってたまにあると思う。
明確な判断材料は無いけど、第六感的な“引き”で、いけると感じる時が。
今回はそれを信じることにした。
待ち合わせ場所に行く。
まあまあの赤ら顔で飲み屋街に立つ案件を見て内心ガッツポーズした。
案件をブメ子とする。
「めっちゃ顔赤なっとうやん」
「けっこう飲んだんで(笑)」
ちょお水飲んどきや、と言いながら近くのコンビニへ。
地域共通クーポンを1000円分使いきらないといけないていにして、スイーツと水、酒を買って出る。
酔いすぎちゃう?とか言いながら体を支えつつ肩を抱く。ノーグダ。
歩きながら恋バナをする。
恋愛に対してあまり熱心ではない、と言うので、エピソードを交えながら若い間に遊んでおくべきだと力説する。
話ながら、しれっとそのままホテルへ。
エレベーターに乗り、フロアへ上がって、部屋まで向かおうとして愕然とする。
あれ、部屋何番やっけ???
(ここはカードキーに部屋番号が印字されないスタイルの所だった。)
平静を装いつつ、ちょけながら事情をブメ子に話してフロントへ部屋番を問い合わせ、なんとか部屋イン。
若干ムードが崩れたものの、横並びでベッドに座る。
酔いが強めなので、アルコールはいらないと判断してプリンを食べながら話して和む。
男女の話になって、良い空気になる。
いけるか?
顔を少しよせる。
唇が重なるか重ならないかくらいのところで、案件の顔が止まる。
「…でも、いけんねこんなん。ここ来る前友達にも気を付けぇよ言われとるけん」
「ヤバイ奴もおるからな~。俺は見ての通り下心ある。でも、嫌がることは絶対せえへんよ。ちょっとだけ口説かれてみてや。」
「お~(笑)」
「なんなんその反応(笑)」
そのままやんわりと押していくも、少し酔いもさめてきたのか「友達が~初対面だから~こんなんよくない~」などとグダりだす。
若い間に遊んどかんと。本気で嫌になったらやめるから。
首を攻めると声が出る。
しかしそこからはグダ。
探っていくとjojoグダっぽかった。
痛かったら絶対やめる。今しといたら、後々絶対よかったなと思うから。
テンプレを出しながら、少しづつ服を脱いでもらって下着姿へ。
杯もみ、手マソ。服の上から少しづつ少しづつ刺激を加えて体に訴えていく。
下の衣に手がかかった時、ブメ子の携帯が光った。
「連絡来たわ。帰らんといけん」
「5分で良い。ちょっと待って」
「ゆっくり仲良くなろ。次でええやん」
案件が体を離してくる。
jojoグダ+ヤリ捨てグダなんだろうか。
時間もないし最後の打診、と思い顔を突き合わせて話し出す。
少しだけ色も使って、最後には「旅行者の自分には今しかないから」と。
少しブメ子の表情が変わる。
脱がすわな、と言い、下着をとってすぐモノをあてがう。
「ゴムあるからね。このままこのまま」
「さすがにやばいって!」
「大丈夫やから」
目を見て言うと、少し力が抜けた。
ずるいけど、そのままスッと先だけ挿入。
「…痛くない?」
「ん、大丈夫だけど」
「ん!もうこれでやめとくわな」
「え?うん」
それでいいの…?と言わんばかりの呆然としたブメ子とは対照的に、満面の笑みで物をしまう俺。
入れるのは先だけ!という俺の言を信じていなかったらしく、
そこをちゃんと理解してもらってたらもっと楽に崩せてたのかなあ。
少し話しながら、時間をかせぎつつすぐさまUMAさんに連絡し、パスを出そうとするも、待機中に鬼電がかかってきて部屋を出る。
道中でUMAさんと一瞬合流し、ブメ子の顔を見てもらった。
これからブメ子は用事があったけど、その後にUMAさんがストで拾える可能性があるからだ。
(それでは性覇にならないとして、UMAさんは回収を拒否された)
送り届ける中で色々話しながらブメ子が、やっぱり経験は積んどいた方がええよなあ、とごちていたのが印象的だった。
もし遊んでみたくなったら関西おいでやと言って、手を振り別れる。
ホテルへの帰り道、今日一日の出来事を振り返っていた。
現在、47県すべてを遠征したけど、間違いなく3指に入るしんどさだったな、と思うと同時に、言いようもない歓喜の波が押し寄せてくる。
ノウハウを残してくれたクマさん、同行してくれたUMAさん、癖強めギャル、即子、皆に感謝しながら、
午前1時、うっすら雪が残る道を小走りで駆ける。
「二度とこねー!!」
と叫んで、喜びをかみしめた。
鳥取県、性覇!
〈結果〉
声掛け11
バンゲ2
連出し2
ブメ1
即1
(終)